界隈の仲間に、誰でも取り組みやすい仕事を聞くと「一番くじせどりはどうですか?」とのこと。
そもそも一番くじが何かすら知りませんでした笑。
一番くじは、BANDAI SPIRITSが全国のコンビニ・書店・ナムコ店舗で販売している、必ず「なんらか」のキャラクターグッズが当たるくじ引き(キャラクターくじ)のこと。A賞からG賞まで。必ず何か当たります。
1回が700~800円ほどして、A賞が当たればそれなりの高値になるらしいです。またラストワン賞も高値。
くじの合計枚数すべてを1ロットといい、80枚ほど。つまり、最後の80枚目のラストくじを引いた方に、おまけとしてラストワン賞という景品が与えられる。
コンビニや店頭で「一番くじあと何枚残ってますか?」と店員さんに聞くことも。もしラストワン賞がメルカリなどフリマサイトで8000円で販売されている場合、
残りくじ枚数が5枚だとすれば、800円×5=4000円で、ラストワン賞の景品がもらえる。フリマサイトで販売すれば数千円ほどの利益になる計算。
私も確認してみたのですが、お店によっては「ラストワンゲットまであと〇〇枚です」とか、ボードを設置して、当選済みの景品にはチェックをつける。そういう丁寧なお店もありました。
一番くじせどりでどうして黒字になるの?
一番くじせどりは、そう甘い世界ではありません。セブンイレブンで2024年1月26日に販売された「機動戦士ガンダムseedフリーダム」の一番くじは、1月27日の時点でもうすでに高値がつくA賞やラストワン賞がずらりとメルカリで並んでいます。
6千円~8千円と高値ですよね。いわゆる転売ヤーと呼ばれている人たちですが、発売日から1日足らずでもうこれだけの商品を入手している。
私が1月27日に回ってみた店舗では、ラストワンまで何十枚もありました。つまり、残り枚数がなくなるまでだいぶ待たないといけないのです。
界隈の方は、ラストワン賞をどうやって入手したのか。
たぶん、ロット買い(くじすべてを購入)をしているはず。700円×80枚=56000円ですよね。かりにA賞やラストワンが7000円で売れても、1万4千円。だいぶ赤字になる。うーん。
もちろん、他のB賞やC賞等もさばけないことはないでしょうが。もちろん、タイミングも重要。素人の私にはわかりませんが、来週、来月にもなれば値崩れしてくるんでしょう。
どうやって利益を出しているのか、ほんとに謎ですね。
ロット買いしない場合はどうするの?
一番くじ倶楽部という公式サイト。ここで一部の商品はオンライン販売も。「ガンダムseedフリーダム」の一番くじはありませんでしたが。
ということは、26日に店舗でロット買いしていることになります。ラストワンはロット買いしないと当たらないし、うーん。
もし、ロット買いせずに、3日、1週間後、2週間後とかにお店を回り、「もうけ」が出そうなら残りくじ全てを買う。もちろん、残り枚数をうまく店員さんから聞き出す。
あるいは事前にお店にTELし、「どれくらい残ってますか?残り10枚くらいなら買いにいくんですが」と聞いてみる。
店員さんが親切なら「あと5枚くらいですよ」と教えてくれるかも。とは言っても、お店に買いに行くのも大変。商品がフィギュアなら車で行くことも考えなくては。
素人転売でも、その時点である程度の商品回転率があって、値崩れしていないのであれば、かろうじて利益が出るかも。
ですが「どの商品にどれほどの高値がつくのか」、なかなか検討がつきません。販売直後のフリマアプリで相場を確認し、後日に行動するしかない。行動し、無事に運よく購入できたとしても、もう値崩れしている可能性もあります。
まとめ
とてもではありませんが、簡単にお金になるものではない。あまりお勧めできません。販売直後、ギャンブルで3回ほどくじを引いて、運よくA賞が出れば儲かるかも。
一体、プロの転売ヤー、せどらーはどうしているのか。確実に利益が出る。仕入値以上の利益が出るとわかっているから、ロット買いができるわけです。
ある意味すごい技術ですよね。仮にA賞が7000円とすれば、700円のくじ10回分でお目当ての商品が手に入る。一方で、くじをすべて引けば5万円以上かかる。本当に欲しい方はメルカリで買ったほうがいいかも。
田舎ですと、そもそも販売店舗もありません。そういう方に購入機会を用意してくれるわけです。簡単に、転売=悪とも言えませんね。
話を戻しますが、誰でもできる仕事ではありません。一番くじせどりは。
情報を教えてくれた界隈仲間には申し訳ないんですが、「くじを販売直後に2~3回引いてみて、A賞が出た!」くらいの運任せでやっていくのは難しい。
簡単な仕事ではありません。なにか「技術」があるんでしょう。ネットをあさってみたけど、わかりませんでした。
結論は、プロの技術がないと、一番くじせどりで利益を得るのは難しい。