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私たちについて

『レフュジーズ』は、西宮市の社会福祉協議会が支援する”西宮市のつどい場”のひとつです。英語で難民/避難者を意味するRefugeesから取っています。

つどい場とは、個人の家や集会所、空き店舗などを活用し、住民同士がより身近に、気軽に集まれる地域の居場所です。

引用元:西宮市社会福祉協議会(https://nishi-shakyo.jp/act/tudoi/)

簡単に言うと「地域住民の方々が集まり、親睦を図る場」ですね。

子ども食堂や認知症カフェがつどい場として有名でしょうか。大きな団体さんは認定NPO法人として登録されているところも。

ですが、ほとんどは小規模のボランティア団体です。

「地域の清掃活動をしたい」「気軽に心の悩みなどを相談できる場が欲しい」そういう地域住民の方々の声に対し、行政が支援をする。それがつどい場です。

弱者男性は行政の支援対象ではない!?

昨今、「弱者男性」という言葉がツイッターのトレンドでよく目にします。

2010年代から流行り始めたSNS上のネットスラングが起源であり、「非モテ・低年収」などネガティブな意味合いが非常に強い言葉であるのは事実です。

一方、「精神的な病で、働きたくても働けない」「社会で生き悩んでおり、だれにも相談できる人がいない」「発達障害もあり、引きこもり状態が続いている」こういう男性の方々も含まれる広い概念だという見方もあります。

代表である私(N係長)は、後者の意味において弱者男性を定義したうえで、そういう男性たちの存在はもっとクローズアップされていくべきだと思っています。

勝ち組、負け組など格差社会がナチュラルな言葉になったように、時代も移り変わっていくものです。

シングルマザーを筆頭に、行政は女性支援には積極的ですが、男性支援には一歩引いているところがあるのは否めません。

すなわち、弱者男性と呼ばれている属性の人たちを支援する体制が国・地方に存在しないのです。

私が住んでいる兵庫県西宮市においても、「そんなのはありませんよ。女性や子供たち、高齢者の支援じゃないんですか?言っている意味がわからないんですが・・・?」という否定的な反応が返ってきました。

全国どの自治体においても「弱者男性の支援、当事者同士の話し合いの場、セミナー」などは見られず、残念ながらこれまで見向きもされてこなかった領域だったんだなという印象を受けました。

今回、そのような現状を鑑みて、当事者同士の交流の場を設けることにしました。

過酷な労働現場から「亡命」する技能実習生たち

男性支援同様に、技能実習生を含む外国人労働者支援の必要性も感じています。

私は、ベトナムやフィリピンなどから技能実習の在留資格で渡日した外国人と触れ合う機会が多くあります。

過酷な労働現場より逃亡してきた、元技能実習生の方も。彼らもまた頼るすべがありません。

技能実習という制度上の欠陥はさておき、多額の前借金をして渡日した彼らは、「不法滞在者」として日本で闇の仕事に就くわけです。

家電量販店のカードゲームの販売時に、「VCたちがまた割り込み、不正行為をした」というツイートがXで見られます。

実際に、私もよく家電量販店などでカードゲームの販売で並びに行くのですが笑、彼らは割り込みが当たり前。一人が何度でも並び直し整理券を複数枚獲得し、遅れてやってきたメンバーに「再配布」。

以前はこのような状況を苦々しく思っていました。ですが、簡単なベトナム語でコミュニケートしてみると、彼らなりのどうしようもない現実があるのだなと思うところがありました。

ともに社会から疎外されている点で、不思議な共通点があったんですね。

※もちろん、そのような割り込みや整理券の渡し合いはダメです。しかし、ダメと言ったところでどうしようもない。「平和と唱えていれば平和になるのだ」という愚かな戦後日本人の甘えのようなことを言ってても解決しません。

彼らの実情を理解し、その行動を変えるべく、日本側も行動が求められます。

当事者同士で気軽に話しあえる居場所づくりを!

『レフュジーズ』では、対象者を「発達障害により、フルタイムで働けない男性の方」、「社会でうまく生きていけず、半ば引きこもり状態が続いている男性の方」、「元技能実習生や外国人留学生で日本社会で生きづらさを感じている方」などにしぼります。

当事者同士の交流・ネットワーク支援をしていきたいと考えております。

具体的な活動内容は、駅近の公民館の会議室で、お菓子などを食べながら情報交換。障害者用の体育館を借りてバスケやバレーボールをする。スポーツ交流も大切であると考えています。

親御さんと同居されている方が多く、たまには外で思いっきり体を動かしたい!そのような方が多いですし、「他の方とおしゃべりをするのは苦手だ」という方も多いです。もちろん、代表の私(N係長)もコミュ障!

ですから、スポーツ交流の方がいいかなとさえ思っております笑。もう当事者同士なのですから、気軽にどうぞ!

代表である私(N係長)もレフュジーズ、社会的難民の方に役立つ情報を当HPのブログで発信していければと考えています。たとえば、「こうすればよかった!障害年金申請の裏技とは!?」とか「僕にもできる仕事の見つけかた」とか。

参加者同士の話し合った内容も活動実績としてどんどんUPしていきます。みなさん、なかなか面白い体験をされている方が多いです。一般人とはかけ離れた人生を歩んでいる方も多く、お話も楽しめると思います。

また当事者同士でエンパワーメントしていくことも重要です。お互いに助け合う、互助団体という面もつどい場の役割の一つ。

最後に、つどい場はボランティア団体、地域住民との交流の場という面もございます。将来的には、地域の学校の夏祭りでたこ焼き屋の屋台を出したり、塾に通えない子どもたちへの無料学習支援をしたり、

精神障害者同士または地域住民の交流・ネットワーク支援事業を展開し、市民参加と協働を促進しながら、まちの生活環境、地域住民の福祉の向上とコミュニティ醸成に積極的に寄与していきたいと考えております。

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