今回は、活動実績の報告です。
西宮のつどい場をはじめて2か月。つどい場はボランティア団体ですので、仕事の合間に活動をしています。
「ひきこもりと精神疾患」の記事を読んでくださった方からよくお問い合わせを受けます。
「西宮市に住んでいないんですが、ご連絡してもよかったでしょうか?」と聞かれることが多く、
まったく恐縮の限りです。
ご相談内容はいろいろあるのですが、一般的なのが”社会的難民(ひきこもり)”状態となってしまったご家族へのご対応です。
簡単な自己紹介をし、代表である私も臨床心理士などの専門家ではなく、当事者としてお話を聞くくらいのことしかできませんが・・・と前置きし、ご自宅にご訪問させていただく機会もあります。
私は一応30代なのですが、見た目童顔なので学生っぽさが抜けません笑。
ですが、20代~30代の息子さんが当事者であることがほとんどなので、お話は合うかもしれませんね。
当事者の方と一緒に映画鑑賞
先日は、当事者の方と映画鑑賞。精神障害手帳を有する私は、同伴者も含めて半額で観れるのでちょうどいい!
以前、「TOHOシネマズ西宮で、半額で映画を観よう」的な記事を書きましたが、基本的にどの映画館でも障害者割引はありました!オンラインチケットで障害者割引を選択し、オンラインでそのまま決済。
入場時にスマホのQRコードを画面表示しますが、10回に1回くらいですかね。障害手帳の確認を求められたのは。基本的にそのまま入れます。
※もちろん、障害手帳を持たない方の悪用を勧めているわけではありません。ですが、忘れた場合でも、そのまま入場できることが多いので、自宅に取りに帰らなくてもいいかも。
ハイキュー!!のアニメが好きだということで、ハイキュー!!の映画を一緒に観に行きました。私も漫画は読んでいませんが、アニメはすべてチェックしています。
次のステップはフリマ販売がちょうどいい
医師であれ、専門家であれ、「ともかく家の外に出ましょう!散歩から始めましょ!」とか気軽に言うのは間違いだと思います。
20代、30代の男性が本気で散歩に興味を持つと思っているのでしょうか。逆に「あなたは散歩しますか?」と聞き返したくなります。
たぶん外出させようということなんでしょうが、まあ無理ですね。今回の映画鑑賞だってぎりぎりの線です。普通は断られます。
ポケカが好きということで、カドショにポケカの大会に出る。プロモカードがもらえるので、それが目当てで。
こういう目的がない限りは、わざわざ外に出ませんね。
映画鑑賞だって、入場特典を変えて、何度もリピートさせるというのが昨今の映画業界の集客戦略。こういう目当てがなければ出かけませんよね。
映画鑑賞の次のステップとして、私はメルカリでパンフレット販売を勧めてみました。すぐ完売するのはわかっていたので、1000円くらいで購入して、2000円で売れる。
入場特典の漫画本も2000円くらいで売れていました。
自分が出品したものが売れるというのは結構楽しいものです。
出品直後にすぐ売れたので、百均に行って、梱包資材など購入して、そのまま匿名のメルカリ便で販売。
その後も、自宅の不用品などを見つけて、部屋の整理をしながらフリマで販売。コンビニや郵便局で発送手続き、梱包資材購入のために百均やホームセンターに出かける。
人間が敏感に反応するのはお金です。結局のところ。
フリマアプリでの販売も、購入者への挨拶、発送連絡も含めて経済活動の一つ。社会との接点を取り戻していく。
感謝のお言葉をご家族の方からいただくことも。嬉しい限りです。
就労移行支援とか、ハロワに行け!とか。あるいは、ジョギングしてこい!とか。
こういう一般的で無難な助言が、およそこの世で役に立つことが果たしてあるのでしょうか。
また一方で「引き出し屋」みたいな暴力団体も存在する。一般論よりかはまだましかもしれませんが、道徳的に問題あり。
うまくいくケースの方が少ないと思いますが、今後もご相談、ご支援は手弁当で続けていきます。
※ボランティア団体ですので、料金などは無料です。別にお金を取れるようなサービスをしているわけでもございませんので。